研究課題/領域番号 |
17K10973
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
瀬戸口 啓夫 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (40423727)
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研究分担者 |
小宮 節郎 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (30178371)
永野 聡 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (50373139)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | UPS / 未分化多型肉腫 / HDAC阻害剤 / FOS-like antigen 1 / Neurotensin Receptor 1 / SR48692 / LBH589 / FOSL1 / UPS / 未分化肉腫 / 未分類肉腫 / 分子標的 |
研究成果の概要 |
HDAC阻害剤(LBH589)Undifferentiated pleomorphic sarcoma (UPS)の増殖を抑制し、そのIC50は6-13nMと高い有効性を示し、in vivoにおいても増殖抑制効果を示した。マイクロアレイで同定したLBH589で発現変化する遺伝子の中から、FOS-like antigen 1 (FOSL1)がUPSの増殖を制御する遺伝子であることを見出した。さらに下流分子であるNeurotensin Receptor 1(NTSR1)に着目し、NTSR1の阻害薬である SR48692 はUPS治療に使用するドキソルビシンとの併用で腫瘍増殖抑制効果を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
未分化/未分類肉腫(Undifferentiated pleomorphic sarcoma (UPS)は最も頻度の高い軟部肉腫であるが、有効な化学療法は未だ確立していない。HDAC inhibitorであるLBH589が従来の抗がん剤と相乗的にUPSの増殖を抑制することを見出した。さらに副作用減少のために下流分子メカニズムを解析し、FOSL1とNTSR1がその下流で機能してNTSR1阻害薬の SR48692が従来の抗がん剤と相乗的にUPSの増殖抑制することを示した。これら分子が治療標的となる可能性を示し、臨床的に有用であると判断する。
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