研究課題/領域番号 |
17K10975
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
寺内 竜 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20575154)
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研究分担者 |
白井 寿治 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20397186)
新井 祐志 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50347449)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | プリスチメリン / アポトーシス / 骨肉腫 / 細胞増殖抑制効果 / テルペノイド / 天然有機化合物 / カスパーゼ / 天然化合物 |
研究成果の概要 |
他のがんと比較して、骨・軟部肉腫に対する確立した治療法はなく、新しい治療薬が必要とされています。プリスチメリン(PM)は、乳房や前立腺などのさまざまな癌に対して抗腫瘍効果があると報告されています。この研究の目的は、ヒト骨肉腫細胞に対するPMの抗腫瘍効果を評価することでした。ヒト骨肉腫細胞株であるMNNGおよび143Bを用いて、細胞増殖抑制効果、アポトーシス誘導能を有し、Akt経路を介して作用することを示しました。また、in vivoでも抗腫瘍効果を有することを示しました。この研究の結果は、PMがヒト骨肉腫の成長を阻害し、この疾患の新しい治療薬になる可能性があることを明らかにしました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、プリスチメリン(以下、PM)の抗腫瘍効果の検討を、in vitroおよびin vivoで行った。In vitroで、PMは肉腫細胞に対しては濃度依存性に抗腫瘍効果を認め、正常細胞における影響は低値であった。また、in vivoにおいても、抗腫瘍効果を認めつつ、マウスの体重や肝機能へは明らかな影響を及ぼさなかった。このことから、PMは低濃度で十分な抗腫瘍効果を有し、なおかつ副作用の少ない理想的な薬剤であると考えられる。
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