研究課題/領域番号 |
17K10979
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
河村 健二 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (20445076)
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研究分担者 |
清水 隆昌 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (70464667)
面川 庄平 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (70597103)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 骨再生 / 人工骨 / 培養細胞 / 培養人工骨 / 骨欠損 / 再生医療 / 整形外科学 / 四肢機能再建学 / 骨代謝学 / 医療工学 |
研究成果の概要 |
ラット大腿骨骨欠損モデルを用いて生体内で誘導した骨形成膜と培養骨髄間葉系幹細胞を搭載した人工骨(ハイブリッド人工骨)を融合させることで骨再建が可能であるかどうかを検証した。ハイブリッド人工骨移植群では、レントゲン検査で移植後4週で旺盛な仮骨形成を認め、8週において骨癒合を80%に認めた。組織学的検査でも、8週において骨欠損部を架橋する骨再生が確認出来た。人工骨単独移植群では、8週において骨癒合は認めず、組織学的にも骨再生は確認出来なかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨欠損の新たな再建法として臨床で注目されているInduced membrane techniqueは、高度な技術を必要としない利点があるが、大量の自家海綿骨移植を必要とするのが欠点である。自家海面骨の代わりに、我々が研究を重ねてきた培養骨髄間葉系幹細胞と人工骨を組み合わせたハイブリッド人工骨を使用することで骨再建が可能かどうかを検証した。さらなる研究の継続が必要であるが、本法がよりドナー障害の少ない骨欠損の再建法と成り得ることが動物実験で示唆された。
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