研究課題/領域番号 |
17K11000
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
古賀 大介 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 非常勤講師 (60422482)
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研究分担者 |
辻 邦和 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座准教授 (20323694)
麻生 義則 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, ジョイントリサーチ講座教授 (50345279)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 閉経 / 骨粗鬆症 / PAI-1 / 骨形成 / 骨吸収 / 骨代謝 / 薬理学 |
研究成果の概要 |
閉経は骨粗鬆症の危険因子である。PAI-1は細胞の細胞老化を誘導する。本研究では、新たに開発されたPAI-1阻害薬(iPAI-1)を、マウス卵巣摘出モデルに経口投与し、骨代謝に対する影響を検証した。PAI-1阻害薬は、マウス卵巣摘出モデルにおいて骨形成を促進し、骨吸収を抑制することにより骨量低下を予防した。PAI-1阻害薬は、経口投与可能な骨粗鬆症の治療薬として有力な候補となりうることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在市場にある治療薬は、ほとんどが破骨細胞を標的とする骨吸収阻害剤である。これらは骨量を増加させるが、一方で骨代謝回転を抑制し、長期投与によって骨質を低下させる。実際に骨吸収阻害剤の長期投与に起因すると考えられる非定型骨折の発生が整形外科では問題となっている。PAI-1阻害剤は骨形成促進の効果を有し、骨質を改善する全く新しい骨粗鬆症治療剤として有望と予想される。この研究が順調に推進されれば、高齢者医療の現場が得られる恩恵はきわめて大きい。
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