研究課題/領域番号 |
17K11002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
徳田 治彦 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 非常勤講師 (10397325)
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研究分担者 |
小澤 修 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90225417)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 骨芽細胞 / 高分子量 / 熱ショックタンパク質 / 骨粗鬆症 / 細胞運動 / 細胞増殖因子 / サイトカイン / ストレスタンパク質 / 細胞遊走 / HSP90 / PDGF / MAP キナーゼ / 遊走細胞 / HSP70 / IGF-I / MAPキナーゼ / VEGF / TGF-β / 石灰化 / 破骨細胞 |
研究成果の概要 |
熱ショックタンパク質は、熱や化学物質などのストレスにより組織・細胞内に誘導される一群のタンパク質の総称である。骨代謝の中心的役割を担う骨芽細胞における高分子量熱ショックタンパク質の役割の詳細は明らかとされていない。本研究では、骨芽細胞において恒常的に発現しているHSP70およびHSP90の骨芽細胞の機能制御における役割を検討した。本解析により、HSP70とHSP90が骨芽細胞の遊走を促進的に制御していること、細胞増殖因子およびサイトカインの産生を調節していることを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、高分子量熱ショックタンパク質であるHSP70とHSP90が骨代謝の中心的役割を担う骨芽細胞の細胞運動を促進的に制御していること、また、骨芽細胞においてVEGF等の細胞増殖因子およびIL-6等のサイトカインの産生を調節しているという結果は全く新たな知見である。加えて、HSP70およびHSP90の骨芽細胞における細胞内情報伝達機構に及ぼす分子機序の一端を明らかとしたことより、高分子量熱ショックタンパク質を標的とした新たな骨粗鬆症の治療法の確立に大いに資すると考えられた。
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