研究課題/領域番号 |
17K11005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
海渡 貴司 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (70623982)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 骨組織再生 / BMP-2 / 生体内イメージング / 異所性骨化 / BMP / PTH1-34 / Bisphosphonate / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / Teriparatide / bone regeneration / ectopic bone formation / osteoblast / osteoclast / collagen / teriparatide / in vivo imaging |
研究成果の概要 |
Bone morphogenetic protein(BMP)-2は強力な骨誘導活性を有し骨組織再生技術において中心的役割を担っている。しかし生体内におけるBMP-2誘導骨形成の過程は十分に理解されていなかった。我々は二光子励起顕微鏡を用いて、BMP-2による異所性骨形成が行われる過程をマウス生体内で「可視化」する系を確立し、骨形成の過程で骨芽細胞・破骨細胞の誘導数や運動・形態およびコラーゲン形成における変化を定評的に示した。また、骨代謝作動薬であるPTH1-34投与がBMP誘導骨形成に与える影響を骨芽細胞・破骨細胞への時間空間的な影響の観点から観察することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外傷や腫瘍に伴う広範囲骨欠損の治療や脊椎固定術においては骨組織を早期に形成し骨癒合を獲得することが求められる。強力な骨形成能を有する骨形成因子(BMP)は欧米では広く臨床使用されるが、骨形成誘導過程に伴う炎症反応に関連した有害事象が多く報告されている。我々が確立したイメージング手法によりBMP-2誘導骨形成の最適化が可能となれば、BMP-2使用に関連する有害事象を低減しながら効率的な骨再生や骨癒合獲得期間を短縮できることが期待され、超高齢社会のなか骨癒合の獲得が一層容易ではなくなっている現在において、社会や医療経済的負担を低減することが期待される。
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