研究課題/領域番号 |
17K11009
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
ハティポール オメル・ファルク 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 非常勤研究員 (90791765)
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研究分担者 |
大月 孝志 岡山大学, 保健学研究科, 非常勤研究員 (10534802)
稲垣 純子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (90271056)
廣畑 聡 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (90332791)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 変形性関節症 / ドラッグ・リポジショニング / 細胞外基質分解酵素 / 細胞外基質 / 細胞外マトリックス分解酵素 / 遺伝子 / 細胞外マトリックス |
研究成果の概要 |
本研究では変形性関節症に重要なEMC分解酵素に着目し,EMC分解酵素の合成を抑制することで軟骨基質の破壊を抑制できる化合物を探索しようと考えた。理化学研究所が提供している400種類のパイロットライブラリーをスクリーニングし,ECM分解酵素の発現抑制効果を検討した結果、化合物Xは,炎症性サイトカインであるIL-1βによる炎症で惹起された,MMP3・MMP13・ADAMTS4・ADAMTS9という4種類の細胞外マトリックス分解酵素のmRNA発現を有意に抑制した。また炎症を促進する役割を持つ酵素COX2の発現もまた有意に抑制し、化合物XはOAの治療に有効である可能性があると考えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
変形性関節症(OA)は過度の力学的ストレスや加齢変化によって,関節破壊が生じる慢性炎症性疾患である。軟骨が消失することで疼痛や可動域制限等が生じ,患者の生活の質を著しく低下させるため,社会的にも重要な課題である。しかし,有力な治療法に乏しく,痛み止めなどの対症療法にとどまっている。今本研究では400の化合物ライブラリーをOUMS-27(軟骨肉腫)に添加し、細胞外基質分解酵素のMMP-13及びADAMTS4.9, COX-2のmRNA発現量をリアルタイム定量PCR法及びwestern blot法にて検討した。スクリーニング検索を行った結果、有力な候補化合物を3つ決定した。
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