研究課題/領域番号 |
17K11010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
西田 圭一郎 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (80284058)
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研究分担者 |
大月 孝志 岡山大学, 保健学研究科, 非常勤研究員 (10534802)
廣畑 聡 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (90332791)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 軟骨代謝 / miRNA / 疾患修飾性OA治療薬 / メカニカルストレス / エピジェネティクス / ADAM12 / 新規疾患修飾性OA治療薬 / 関節リモデリング / microRNA / 軟骨細胞 |
研究成果の概要 |
Adam12は、Wild type ATDC5細胞の分化過程において、Col10a1発現に先発って発現が上昇した。一方、Adam12-KO ATDC5細胞では、軟骨分化開始後、Runx2、Col10a1、およびX型コラーゲン蛋白発現が亢進し、Igf-1発現は抑制された。Wild type ATDC5細胞では、TGF-β1刺激により、Adam12およびIgf-1の発現が亢進し、Runx2発現は抑制された。一方で、Adam12-KO ATDC5細胞では、TGF-β1刺激による変化は抑制された。Adam12の過剰発現は、ATDC5細胞におけるIgf-1の発現亢進とRunx2の発現抑制をもたらした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、軟骨細胞において、ADAM12がTGF-β依存性シグナルに関与し、肥大化に関連するRUNX2およびX型コラーゲン発現を抑制することで軟骨細胞分化を調節していることを示した。また、我々は, ヒトから採取した変形性関節症の骨棘組織において, 増殖期~肥大期の軟骨細胞にADAM12が局在することを突き止めている。このことは、ADAM12が変形性関節症の骨棘形成や関節リウマチにおける骨関節のリモデリングに関与していることを示唆する。また、miR-29bの人為的制御によって、ADAM12の発現が制御可能である可能性も示された。
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