研究課題/領域番号 |
17K11013
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
水田 博志 熊本大学, 病院, 非常勤診療医師 (60174025)
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研究分担者 |
廣瀬 隼 熊本大学, 医学部附属病院, 准教授 (40433007)
唐杉 樹 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 講師 (80706482)
岡元 信和 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (70600162)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 変形性関節症 / 軟骨変性 / 小胞体ストレス / 小胞体ストレス応答 / Salubrinal / Quercetin / 4-PBA / 変形性膝関節症 / 骨・軟骨代謝学 |
研究成果の概要 |
本研究では、小胞体ストレスを抑制することが報告されているSalubrinal、Quercetinおよび4-PBAの効果をマウス変形性膝関節症モデルを用いて検証した。それぞれの薬剤は週2回で3週間、膝関節内に投与した。軟骨変性の進行抑制効果はいずれの薬剤でも実証されず、培養細胞で示されている軟骨細胞の同化作用の促進および小胞体ストレス応答の抑制も確認されなかった。週2回の投与頻度では軟骨細胞の代謝変調に対する十分な改善効果が得られなかった可能性が考えられる。今後、薬剤の連日関節内投与による軟骨変性の進行抑制効果を検証することが必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
変形性関節症(OA)は高齢者の生活の質を低下させ健康寿命の延伸を阻害する代表的な運動器疾患であり、OAの軟骨変性の進行を抑制する原因療法の開発が急務である。OAの病態では小胞体ストレスの関与が注目されており、小胞体ストレスを抑制する薬剤によりOAの軟骨変性の進行を抑制する可能性が示唆されている。本研究ではマウスOAモデルにおける週2回の関節内投与による治療効果は実証できなかったが、薬剤の投与方法が結果に影響した可能性が考えられ、薬剤の連日関節内投与など投与方法を変えた今後の研究が必要である。
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