研究課題/領域番号 |
17K11015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
松尾 哲孝 大分大学, 医学部, 准教授 (10284788)
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研究分担者 |
佐々木 隆子 大分大学, 医学部, 客員研究員 (30133193)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | コラーゲン / 骨 / 軟骨 / 転写 |
研究成果の概要 |
線維性コラーゲン遺伝子の骨芽細胞および軟骨細胞における転写調節機構について解析した。軟骨細胞において、XXVII型のプロモーターには、XI型と同様にGC配列が存在した。Sp1のXI型プロモーター活性増強は確認できたが、XXVII型では、その効果は、はっきりしなかった。骨芽細胞において、V型のプロモーターにGC配列が存在し、Sp7によるプロモーター活性の増強を確認したが、XXIV型にはGC配列は存在せず、同様の作用機序は認められなかった。組織特異的発現調節機構については、XI型プロモーター上流およびXXVII型イントロンにある軟骨特異的エンハンサー領域を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞外マトリックス分子は、骨・軟骨組織に機械的強度や柔軟性を与えているだけでなく、細胞との相互作用により直接シグナルを伝達し、細胞分化・機能維持を制御している。本研究は、線維性コラーゲン分子の組織特異的発現が厳密に制御されていることに着目して、骨・軟骨細胞における転写調節機構の解析を行った。これらの分子を解析することにより、細胞分化・骨格形成の分子メカニズムが解明されるだけでなく、骨・軟骨形成異常や変形性関節症などの診断・治療法に新しい知見を与え、再生医療分野にも大きく貢献できると考えられる。
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