研究課題/領域番号 |
17K11024
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
|
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
大田 陽一 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (50633484)
|
研究分担者 |
洲鎌 亮 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 病院講師 (00779457)
箕田 行秀 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (90453133)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 活性型ビタミンD3誘導体 / エルデカルシトール / 関節軟骨 / 永久軟骨細胞 / 骨・軟骨代謝学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、活性型ビタミンD3誘導体(エルデカルシトール)の軟骨細胞、特に永久軟骨細胞に対する作用機序の解明を行うことにより、関節軟骨変性予防効果のメカニズムを追及することである。マウス骨端部の軟骨細胞から表層軟骨細胞と成長軟骨細胞を分離し培養を行った。エルデカルシトール添加後のRNAを回収し、関節マーカーの発現評価を中心に研究を行った。転写因子Ergの発現について検索した結果、表層軟骨細胞において、エルデカルシトール投与細胞では非投与細胞と比較してErgの発現量は有意に増加した。一方、成長軟骨細胞ではエルデカルシトール投与細胞と非投与細胞でErgの発現量に有意な差は認められなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
活性型ビタミンD3誘導体(エルデカルシトール)は表層軟骨細胞:永久軟骨細胞と成長軟骨細胞ではその作用効果に相違があることが考えられた。これまでにマウス変形性関節症誘導モデルを用い、エルデカルシトールの局所関節内投与による早期における関節軟骨変性予防効果を解明した(Biochem Biophys Res Commun. 2018 ;495(1):179-184.)。本研究の結果からエルデカルシトールの関節軟骨変性予防効果は永久軟骨細胞である関節軟骨表層細胞をターゲットとしていることが考えられた。
|