研究課題/領域番号 |
17K11026
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
塚本 翔 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (20707658)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 骨形成 / 骨系統疾患 / 骨粗鬆症 / シグナル伝達 / 骨代謝 / 骨・軟骨代謝学 / 内軟骨性骨化 / 骨、軟骨代謝学 |
研究成果の概要 |
TGF-βファミリーは、転写因子Smadの活性化を介して、骨格形成を制御している。Smad4は、Smad依存的な細胞内シグナルに必須の共役因子である。我々は、タモキシフェン誘導性にSmad4を欠失できるマウス (Smad4 cKO)を樹立した。Smad4 cKOマウスは、海綿骨の骨量が増え、β-catenin陽性の骨芽細胞が増加していた。Wntシグナル関連分子の解析によって、Smad4 cKOマウスでは、Wnt7bの発現が亢進していることが明らかとなった。これらの結果は、Smad4依存的シグナルの阻害によって、Wnt7bの発現亢進を介し、骨形成が亢進することを示唆する
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から、出生後におけるSmad4を介したシグナルは、骨形成を抑制している可能性を見出した。さらに、TGF-βファミリーと骨形成を強力に亢進するWntシグナルの新たなクロストークの発見は、骨粗鬆症をはじめとした骨代謝関連の疾患の新たな治療標的となる可能性がある。
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