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骨格筋間質幹細胞群を接着剤として利用した筋腱骨複合体の再生治療研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K11027
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関東海大学

研究代表者

内山 善康  東海大学, 医学部, 准教授 (80317784)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード骨格筋 / 幹細胞 / 腱再生 / 血管誘導 / 神経誘導 / アキレス腱断裂 / 骨格筋間質幹細胞シートペレット / GFP陽性細胞 / GFP陽性 / 移植 / 骨 / 腱
研究成果の概要

マウスアキレス腱断裂モデルを作成し骨格筋間質幹細胞シートペレット(Sk-MSCSPs)を損傷部の架橋に生体接着剤(bio-bond)として使用した。断裂部にSk-MSCSPs を移植する細胞移植群と非移植群を移植後2、6、12週にて評価した結果、蛍光実態顕微鏡においてGFP陽性移植細胞は各週例とも連続性を認め、細胞非移植群と比べアキレス腱実質部は太く再生し、GFP陽性組織として着床していた。さらに新鮮凍結組織切片における免疫蛍光染色により、神経軸索数、血管数は非移植群に比べ移植群で優位に高値であった。したがって骨格筋間質の細胞群が腱の再生に利用可能であり、新たな再生治療法の可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、組織特異的体性幹細胞を使用した組織再生治療は徐々に臨床応用されてきている。今回、我々は活発なシュワン細胞や血管内皮細胞への分化能力を持つ骨格筋由来幹細胞を損傷部へ組織の接着剤(bio-bond)として使用(移植)することで腱再生を可能にした。骨格筋自体は活発な自己再生能を有しており、かつ生体の中でもっとも大きな割り合(約40~50%)を占める器官・臓器である。したがって、その一部を摘出しても生命に与える影響は少なく、自家細胞移植のソースとして適している。将来的に腱断裂や肩腱板断裂の治療にも応用できる可能性が高く、移植細胞としての可能性を新たに提示することができた。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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