研究課題/領域番号 |
17K11030
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
|
研究機関 | 九州大学 (2019) 東京医科大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
大脇 敏之 九州大学, 先端融合医療創成センター, 特任准教授 (70453834)
|
研究分担者 |
溝口 出 東京医科大学, 医学部, 講師 (00569527)
善本 隆之 東京医科大学, 医学部, 教授 (80202406)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 間葉系幹細胞 / IL-27 / 免疫調節 / IL-35 / 再生医学 / 移植・再生医療 |
研究成果の概要 |
間葉系幹細胞(MSC)は様々な臓器を対象とした再生医療に用いるだけでなく、免疫を調節することで自己免疫疾患への治療にも効果があることが報告されてる。今回の研究ではヒトMSCに炎症性サイトカインを刺激することで抗炎症性サイトカインIL-27の分泌を誘導することを見出した。この方法で培養したMSCは通常のMSCよりも関節リウマチなどの自己免疫疾患への治療効果を高めることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
間葉系幹細胞(MSC)は、ES細胞のような倫理的問題も殆どなく、iPS細胞のような造腫瘍性も認められない安全性が高い幹細胞である。実際に国内において急性移植片対宿主病や脊髄損傷の治療にも使用されている。一方で、細胞の特性上、品質を確保した製造が困難であることから、安定的な製造工程が求められている。今回の知見は、未だその実態が明らかとなっていないMSCの特性を見出しただけでなく、この課題を克服し、MSC治療を必要とする患者様への福音がもたらす研究成果につながっていると自負している。
|