研究課題/領域番号 |
17K11038
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
金澤 知之進 久留米大学, 医学部, 客員教授 (50529518)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 腱骨付着部 / 3次元構造解析 / 硬組織 / FIB/SEMトモグラフィー / 形態定量解析 / 3次元構造解析 / スポーツ医学 |
研究成果の概要 |
本研究では、(1)エストロゲン徐負荷状態での腱骨付着部組織構築を検討することと、(2)次世代走査型電子顕微鏡であるFIB/SEMトモグラフィーを用いて、出生直後と成熟後それぞれの腱骨付着部細胞/コラーゲン線維の三次元超微形態とその分布様式を定量的に解析し、腱骨付着部障害の治療に資する基盤的な知見を得ることを目的とした。 結果、(1)エストロゲン徐負荷状態であると考えられる卵巣摘出ラット腱骨付着部の構造は、骨密度、力学的、組織学的評価それぞれにおいて、正常と比べて脆弱なものであった。(2)出生直後と成熟後それぞれの腱骨付着部細胞/コラーゲン線維の三次元超微形態とその分布様式の違いを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
正常な腱組織が骨に付着している部位(腱骨付着部)は、物理的剛性の全く異なる骨組織と腱組織を連結しており、運動において強大な力学的負荷がかかる部位である。このような特殊な環境から、整形外科領域において腱骨付着部は炎症性疼痛を引き起こし、その治療に難渋することが知られている。本研究では、エストロゲン徐負荷状態での組織構築を検討することと、次世代走査型電子顕微鏡であるFIB/SEMトモグラフィーを用いて、出生直後と成熟後それぞれの腱骨付着部細胞/コラーゲン線維の三次元超微形態とその分布様式を定量的に解析した。これらの結果腱骨付着部障害の治療に資する基盤的な知見になるものと考える。
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