研究課題/領域番号 |
17K11042
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
瀧田 恒一 北海道大学, 大学病院, 講師 (80261311)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 呼吸中枢 / ノシセプチン / 呼吸リズム形成 / 神経科学 |
研究成果の概要 |
3週齢ラットからのworking heart brainstem preparation (WHBP)を用いて、ノシセプチンの成熟型呼吸リズム中枢への影響を検討した。WHBPにおいて1-2時間の横隔神経からの呼吸活動の記録が可能であった。ノシセプチンは、WHBPの横隔神経から記録された吸気活動を停止させた。この結果は、ノシセプチンが成熟型呼吸リズム中枢において、リズム抑制の神経修飾物質としての役割を示唆するものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3週齢ラットからのworking heart brainstem preparationは、そのviabilityの維持には、標本灌流等の条件の微妙な調整が必要であるが、成熟型呼吸リズム中枢研究の有用なin vitroモデルとなると考えられる。 ノシセプチンが、成熟型呼吸リズム中枢において、呼吸回数を減少させる、あるいは無呼吸を誘発する抑制的神経修飾物質としての役割を示唆するという本研究成果は、ノシセプチンの周術期(麻酔中、後)呼吸抑制への関与の可能性を示唆するものであり、周術期における呼吸中枢と関係する合併症の機序解明、予防、治療に貢献することが期待される。
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