研究課題/領域番号 |
17K11043
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
堀口 剛 秋田大学, 医学部附属病院, 准教授 (70221570)
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研究分担者 |
真崎 容子 秋田大学, 医学系研究科, 助教 (30125744)
山本 夏子 (工藤夏子) 秋田大学, 医学系研究科, 助教 (40771514)
西川 俊昭 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (50156048)
藤井 聡 山形大学, 医学部, 教授 (80173384)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 術後認知機能障害 / 硫化水素 / LTP / depotentiation / シナプス可塑性 / NMDA受容体 / 高齢者 |
研究成果の概要 |
生後17-21ヶ月の高齢SD系雄性ラット14匹(675-860g)を用い,硫化水素投与群(n=7, NaHS 0.05mg/kg)と非投与群(n=7)に分け,麻酔・手術を行った。麻酔・手術後の学習・記憶行動試験(モリスの水迷路試験,恐怖条件付け試験)において両群に明らかな差は認められなかった。LTPは硫化水素投与によって明らかな差はないようであるが,depotentiationの大きさを比較すると硫化水素投与によって阻害されている傾向が認められた。(H2S投与群:21.9% ± 58.8%,H2S非投与群:94.5% ± 31.4%)
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
硫化水素は有毒ガスとして知られているが,近年微細な硫化水素が生体内で産生され,抗アポトーシス作用や神経障害性炎症性サイトカインの抑制,ラットアルツハイマーモデルでの病状進行抑制を示すことなどが報告されている。また,海馬におけるシナプス長期増強(LTP)誘導促進やNMDA受容体のグルタミン酸感受性を増大させるという報告もある。本研究では硫化水素の投与によって術後認知機能障害の抑制及びLTP抑制の阻害のいずれも認められなかったが,硫化水素投与群でdepotentiationが阻害されている傾向が認められ,これがどのような意味を持つのか現在検討中である。
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