研究課題/領域番号 |
17K11046
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
田辺 久美子 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (30402209)
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研究分担者 |
飯田 宏樹 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30159561)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | アストロサイト / サイトカイン / 脳血管反応 / 全身麻酔薬 / 血管内皮機能 / 血糖値 / 高二酸化炭素血症 / 神経炎症 / 細胞内情報伝達 / 中枢神経保護 / 脳代謝 |
研究成果の概要 |
培養アストロサイトを用いて、Rho-kinaseとRacはアストロサイトにおいてTGF-βによるIL-6の遊離を抑制的に制御していること、その作用点はSmad経路とは独立あるいはSmad2/3より下流であることを示した。 ラットのcranial windowを用いて、高血糖状態ではアセチルコリンによる脳血管拡張反応はpropofol麻酔下では保たれるが、desflurane麻酔下では阻害されること、吸入麻酔薬は濃度依存性に脳血管を拡張させるが高二酸化炭素血症では拡張がより増強されること、desfluraneによる脳血管拡張作用増強はsevofluraneと同等であることを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、脳虚血後の再灌流障害、神経変性疾患など多くの中枢神経系の疾患に感染を伴わない炎症が関与していることが明らかとなってきた。炎症性サイトカイン遊離機序を解明することにより、中枢神経系の様々な疾患の発症機序の解明と、それらに対する治療薬の開発の一助となる。 全身麻酔薬が脳血管反応に与える影響を検討することで、様々な病態(高血糖時、頭部外傷時、脳手術時など)に合わせた麻酔薬の選択、麻酔管理を可能にできる。
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