研究課題/領域番号 |
17K11054
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
内野 哲哉 大分大学, 医学部, 助教 (70423697)
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研究分担者 |
三浦 真弘 大分大学, 医学部, 講師 (50199957)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 閉鎖神経 / 閉鎖神経ブロック / 外閉鎖筋 / 閉鎖管 / 臨床 |
研究成果の概要 |
外閉鎖筋の構成筋束の発達状況を調べ、外閉鎖筋筋束形態と閉鎖神経各枝の走行様式を明らかにした後、ボランティアを対象にMRIと超音波画像を同期させるReal-time virtual sonography (RVS)機能を応用し超音波検索を行った。その結果、局所麻酔薬の閉鎖管内注入を目的とした新たな超音波ガイド下閉鎖神経ブロック法を開発した。さらに閉鎖神経ブロックが必要な患者を対象に、本法、古典法、傍恥骨結節法間での単回閉鎖管注入成功率についてのランダム化比較試験を行った。3群間で閉鎖管造影の成功率には有意差がみられ、本法の優位性が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
閉鎖神経ブロック新法開発において、解剖体解析で使用した薬液伸展経路の解析に使用したICG蛍光イメージング法、生体解析で用いたリアルタイムでMRI画像を参照しつつ超音波診断を可能としたReal-time Virtual Sonography(RVS)、臨床試験での閉鎖神経ブロックの客観的評価としての造影試験は神経ブロック開発において世界初の試みであり、今後様々な分野での応用が期待できる。 開発した新法により局所麻酔薬を閉鎖管に注入することが容易となり、これまで現存する超音波ガイド下閉鎖神経ブロック法よりも少ない局所麻酔薬液量で効果的にブロックを行うことができることが可能となった。
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