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長鎖非翻訳RNA遺伝子のゲノムワイドな変異探索によるPONVに対する新しい創薬

研究課題

研究課題/領域番号 17K11066
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 麻酔科学
研究機関東北大学

研究代表者

遠藤 康弘  東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (40375051)

研究分担者 杉野 繁一  東北大学, 大学病院, 講師 (00423765)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード術後悪心嘔吐 / ゲノムワイド関連分析 / 長鎖非翻訳RNA / SNPs / PONV / ゲノムワイド関連解析 / PONV / SNPs / 脳・神経 / ゲノム網羅的関連解析 / 一塩基多型
研究成果の概要

術後悪心嘔吐(PONV)は全身麻酔からの覚醒後に起こる合併症である.このPONVはこれまで遺伝子変異との関連が報告されてきたが,欧米人(白人)の報告しかない.われわれは日本人の遺伝子変異決定に特化したマイクロアレイを用いてゲノムワイドにPONVと関連する遺伝子多型を手術患者で探索した.その結果,長鎖非翻訳RNAをコードするMIR4300HG遺伝子の一塩基多型(rs11232965)がPONVの発症を抑制することが明らかになった.

研究成果の学術的意義や社会的意義

PONVは術後の合併症の中でも20-30%の高い頻度で起こる不快な合併症の1つである.PONVの臨床的危険因子は大規模研究ですでに明らかになっており,全身麻酔法の決定に影響を与えているが,PONVを完全に予防することは困難で,患者の医療に対する満足度を下げてしまうことも多い.それにもかかわらず,本邦の周術期医療では保険診療上,制吐薬の使用は選択肢があまりなく,効果の高い新規の制吐薬の開発が待望されている.本研究では
長鎖非翻訳RNAがPONVの発症に関与する可能性をはじめて示した研究である.この結果は遺伝子レベルでの複数の制吐薬の創薬の可能性を示唆している.

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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