研究課題/領域番号 |
17K11067
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
外山 裕章 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (00375007)
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研究分担者 |
風間 逸郎 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (60593978)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 尿管閉塞 / 慢性腎不全 / Kv1.3チャネル / 間質性腎炎 / 免疫抑制 / 麻酔薬 / 片側尿管閉塞モデル / マルガトキシン / 腎線維化 / Kv 1.3チャネル / リンパ球 / 免疫学 / 腎不全 / 腎保護 |
研究成果の概要 |
ラットの尿管閉塞後3週の間、尿管閉塞腎と正常腎を組織学的に比較した。尿管の閉塞期間が長くなる程、腎臓間質にTリンパ球とマクロファージの増加を認めた。しかし、Kv1.3チャネル選択的阻害薬マルガトキシンを連日200nM/mL腹腔内投与したラットは、腎皮質間質の線維化マーカーの発現減少を認め、マルガトキシンが腎皮質間質におけるリンパ球浸潤と間質線維化を抑制することが示された。組織像ではマルガトキシン治療ラットで顕著な白血球数の減少と白血球増殖の抑制することが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ラットの尿管閉塞後、尿管閉塞腎と正常腎を組織学的に比較した。尿管の閉塞期間が長い程、腎臓間質にTリンパ球とマクロファージの増加を認めた。しかし、Kv1.3チャネル選択的阻害薬マルガトキシンを連日200nM/mL腹腔内投与したラットは、腎皮質間質の線維化マーカーの発現減少を認め、マルガトキシンが腎皮質間質におけるリンパ球浸潤と間質線維化を抑制することが示された。組織像ではマルガトキシン治療ラットで顕著な白血球数減少と白血球増殖抑制も認めた。リンパ球膜表面Kv1.3チャネルへの標的治療により腎間質線維化を抑制できると考えられ、慢性腎不全進行を抑制する今後の治療薬開発への一助となると考えられた。
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