研究課題/領域番号 |
17K11080
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
小幡 典彦 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (30509443)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 術後認知機能障 / 神経栄養因子 / 術後認知機能障害 / 術後痛 |
研究成果の概要 |
本研究では2型糖尿病モデルマウスを用いて周術期の行動変化および脳内での神経栄養因子を含めた各種mRNA発現量変化について調査した。 2型糖尿病モデルマウスは高脂肪食を摂食させ作製した。行動はオープンフィールド、新奇物体認識試験、明暗箱試験を含む一連のプロトコールにより評価を行い、手術侵襲として開腹手術を施行した。行動実験後、脳組織(前頭葉皮質)を採取し、real-time PCRを用いて神経栄養因子やカテコラミン受容体などのmRNA発現量について解析した。 2型糖尿病モデルマウスでは術後に活動性の低下がみられ、脳内の神経栄養因子やカテコラミンの発現変化が影響している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化社会が進む我が国において、高齢者に対する手術は急速に増加しており、術後認知機能障害は日々の臨床で重大な問題となっているが、その予防法や治療法は確立していない。本研究は術後認知機能障害のメカニズムとして脳における神経栄養因子やカテコラミンの関与に着目し、その発現を部位特異的に調節することで障害の予防と治療を目指すものである。
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