研究課題/領域番号 |
17K11092
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
平手 博之 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (20363939)
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研究分担者 |
祖父江 和哉 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (90264738)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ホエイペプチド / 薬物性肝障害 / 周術期管理学 / 栄養療法 |
研究成果の概要 |
高齢化に伴い、多疾患により多くの薬物を処方される患者が増加傾向にあるため、集中治療室での薬物性肝障害の治療は、今後重要性が増すと考えられる。本研究では、肝保護作用のある「ホエイペプチド」に着目し、薬物性肝障害の患者へのホエイペプチドの投与による肝保護効果の検討を目的とした。 C57BL/6マウスにホエイペプチド含有流動食を1週間投与した後、四塩化炭素を腹腔内投与した。ホエイペプチド群で投与後4時間の血清ASTとALTが有意に低く、肝炎抑制効果が示唆されたが、組織等での検討は困難だった。アセトアミノフェンでも検討を行い、血清AST、ALT、LDHの上昇を確認したが、肝炎像の確認には至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回、明らかにすることはできなかったが、ホエイペプチドの肝保護効果が明らかになれば、今後の栄養学の発展に寄与するとともに、肝障害患者に利用可能な栄養剤の開発につながる可能性がある。 また、ホエイペプチド投与により、薬物性肝障害の改善が期待される。薬物性肝障害以外の肝障害やその他の合併症も予防できる可能性がある。さらに、比較的安価な栄養剤により、合併症の減少や入院期間の短縮ができ、患者の身体的負担の軽減や医療費の削減に貢献できる可能性がある。
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