研究課題/領域番号 |
17K11098
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 鹿児島大学 (2018-2019) 久留米大学 (2017) |
研究代表者 |
新山 修平 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 准教授 (40258455)
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研究分担者 |
外角 直樹 久留米大学, 医学部, 講師 (60368884)
首藤 隆秀 久留米大学, 医学部, 講師 (70412541)
高須 修 久留米大学, 医学部, 教授 (90236216)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 敗血症 / 敗血症関連脳症 / メラトニン / トリプトファン / キヌレニン経路 / セロトニン経路 / サイトカイン / テトラヒドロビオプテリン / 盲腸結紮穿孔モデル / 酸化ストレス応答 |
研究成果の概要 |
我々はCLPモデルを用いて抗炎症や抗酸化作用を有するとされるメラトニンを投与すると、生存率が統計学的に有意に改善した。そこでメラトニン合成の上流に位置し、実際我々の研究室で敗血症との関連を研究しているテトラヒドロビオプテリン(BH4)とのクロストークに着目した。メラトニン投与群とメラトニン非投与群の血中BH4濃度を比較したところ、CLP後24時間でメラトニン群(約1500 nmol/L)がメラトニン非投与群(約1000 nmol/L)に比べて明らかに高値傾向にあり、それらの強い関連性が示唆された。 現在、敗血症におけるメラトニンの細胞保護効果をBH4とのクロストークに着眼し解析継続中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
敗血症は重症化すると病態のコントロールに苦慮し、世界的には死亡率も非常に高く、特に脳症の合併は死亡率を高める。しかしながらそれらの病態は不明な点が多く治療法が確立されているとは言い難い。 創薬ターゲット分子として、キヌレニンやメラトニンがCLPモデルの生存率を改善することを既に見出しており、脳内炎症とキヌレニン経路ならびにセロトニン経路が敗血症関連脳症と密接に関連することを示唆する結果を得ている。またメラトニン合成の上流に位置し、実際我々の研究室で敗血症との関連を研究しているテトラヒドロビオプテリン(BH4)とのクロストークに着目し、今回その関連性を示唆する結果を得、治療法確立の糸口を見出した。
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