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実験的脳梗塞モデルを用いた神経保護作用と中枢痛(視床痛)改善の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K11102
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 麻酔科学
研究機関筑波大学

研究代表者

清水 雄  筑波大学, 医学医療系, 講師 (70436278)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード神経保護 / MCAO / 脳神経保護 / 神経因性疼痛 / 坐骨神経 / 末梢神経障害モデル / クロトリマゾール / von Freyフィラメント / 肺障害 / 遅延 / 実験的脳梗塞 / TRPM2 チャネル / 疼痛管理 / 脳梗塞 / TRPM2チャネル
研究成果の概要

TRPM2チャネルの活性を抑制するサーチュイン2抑制剤であるAGK2を用いた。Sirt2抑制による神経保護効果を検討するため、実験的脳梗塞モデルである中大脳動脈塞栓をマウスで行った。AGK2は雄マウスにおいては神経保護作用を示したものの、メスマウスにおいては示さなかった。
脳梗塞後の視床痛の治療の検討を計画していたが、顕著な視床痛が継続することはわれわれのモデルの中では観察できなかった。そのため、最初に坐骨神経結紮モデルで神経因性疼痛を作成して検討した。クロトリマゾールを皮下に投与するモデルを使用したが、疼痛軽減は最初の1週間目でのみ認められるだけだった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在までに、脳卒中のうち80%を占める虚血性脳梗塞に有効性が示されている治療法はtPAのみである。これまでに多大な資金をもとにした世界中の研究においても、有効な治療法・神経保護法はみつけられていない。特に、薬剤による神経保護効果はほぼ認められていない。しかし、今回の研究から、脳損傷後に投与したSirt2阻害剤は、実験的MCAOモデルで、オスマウスにおいて部分的脳虚血から脳梗塞巣を減少させることがわかった。このことは、限られた時間ではあるかもしれないが、脳梗塞発症後にも薬剤による治療が可能であることを示唆するものと考えられ、治療モデルを提示できたと考えられる。

報告書

(7件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2024-01-30  

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