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神経障害後の脳脊髄内伝達物質の鎮痛作用機序と下行性抑制系の経時的変化

研究課題

研究課題/領域番号 17K11112
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 麻酔科学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

星野 一  福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 助教 (60420775)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード下行性抑制系 / 内因性鎮痛 / 青斑核 / 神経障害性疼痛 / 抗うつ薬
研究成果の概要

神経が障害を受けた時の痛みは治療しがたく、作用機序も明確ではない。本研究では神経を傷害したラットに治療薬である抗うつ薬を投与したところ、痛覚過敏の軽減が確認できた。次に脊髄内のノルアドレナリン神経線維を破壊した後にも同じ実験を行い、効果の減弱が確認された。また、薬剤投与後に脊髄後角と呼ばれる部位での変化を観察したところ、ノルアドレナリンの増加が確認でき、脳の青斑核と呼ばれる部位の変化を観察したところ、細胞の興奮が認められた。以上の結果から、鎮痛にはノルアドレナリンという物質が重要であり、抗うつ薬は脊髄のみならず、脳にも作用し鎮痛を起こしていることが考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

神経が傷害を受けたときの痛みは治療薬による鎮痛が難しいのが現状である。本研究の結果から、脊髄で鎮痛効果を発揮するとされている薬剤が脳の部分にも作用することでも鎮痛効果が得られることが分かった。このことは、今後、神経障害による痛みの作用機序の解明とその治療薬開発の手助けになる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] ラット神経障害性疼痛モデルを用いたNaSSAおよびSNRIの青斑核における鎮痛効果の検討2019

    • 著者名/発表者名
      星野 一、小幡 英章、廣木 忠直、須藤 貴史
    • 学会等名
      日本ペインクリニック学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] ラット神経障害性疼痛モデルを用いたNaSSAおよびSNRIの青斑核における鎮痛効果の検討2019

    • 著者名/発表者名
      星野一、小幡英章
    • 学会等名
      日本ペインクリニック学会 熊本
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] ラット神経障害性疼痛モデルを用いた抗うつ薬NaSSAおよびSNRIの鎮痛効果の検討2018

    • 著者名/発表者名
      星野一、廣木忠直、齋藤繁、村川雅洋、小幡英章
    • 学会等名
      日本麻酔科学会 横浜
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書 2017 実施状況報告書
  • [学会発表] ラット神経障害性疼痛モデルにおける抗うつ薬の痛覚過敏抑制効果2017

    • 著者名/発表者名
      星野一、小幡英章
    • 学会等名
      日本ペインクリニック学会 岐阜
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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