研究課題/領域番号 |
17K11117
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
丸山 覚 北海道大学, 医学研究院, 客員研究員 (80507591)
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研究分担者 |
篠原 信雄 北海道大学, 医学研究院, 教授 (90250422)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 前立腺癌 / ダイオキシン受容体 / 芳香族炭化水素受容体 / アンドロゲン受容体 / Indirubin / AR-V7 |
研究成果の概要 |
1.アンドロゲン受容体の転写活性をみるため、AhRを発現している前立腺癌株へARスプライシングバリアント(AR-V7)を発現させ、in vitroでの転写活性や増殖能を様々な条件で検討することを目的に発現細胞を作成した。しかしながら発現の程度は微弱であり、実験には不適当であると考えられた。ゆえにin vivoでの検討として、免疫不全マウスへの移植 (xenograft) も施行不可の状態である。 2.内因性ダイオキシン類のマウスへの投与(毒性の確認、致死量の推定)としてダイオキシン類を投与量ごとに経口および経腹膜投与をおこない連日観察をおこなう予定とした。しかし時間と場所の問題で未施行となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの前立腺癌に対する内分泌治療のホルモン分泌・増殖経路における作用部位はアンドロゲン受容体(AR)より上流でのシグナルを抑制するものであったが、より下流であるARを分解することは、いかに上流からのシグナル変化があろうと治療効果を持続また増強する可能性を秘めている。近年、本邦でも増加している前立腺ホルモン非依存性癌(去勢抵抗性前立腺癌)における新たな治療法に結びつく礎となることが期待される。
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