研究課題
基盤研究(C)
筋層浸潤膀胱癌患者27名に対し,抗がん剤治療前後で活性型,および不活性型グレリンとブチリルコリンエステラーゼを測定し,癌の局所再発や遠隔転移など,癌非再発率について検討を行った.経過観察中,癌死を3名に認め,局所再発/遠隔転移を10名に認めた.全生存率の中央値は,再発例で24.7か月,非再発例で45.2か月であった.グレリンのレベルを抗がん剤治療前後で比較すると,活性型および非活性型ともに,抗がん剤治療後に有意に減少した.またブチリルコリンエステラーゼに関しては,再発した症例に比し,非再発例で有意に高値を示し,また非再発率と有意に相関した.
グレリンは成長ホルモンの分泌を促進させる因子であるが,癌の浸潤や血管新生に関与することが報告されている.また,グレリンの分泌により癌性悪液質と関連するとされている.一方ブチリルコリンエステラーゼは癌の予後に相関することを報告してきたが,両者の関連については不明な点が多い.筋層浸潤膀胱癌において,グレリンとブチリルコリンエステラーゼが癌の進展の関与していることが明らかになれば,予後予測因子として有用なマーカーとなり得る.
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