研究課題/領域番号 |
17K11129
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
伊藤 秀明 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (00345620)
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研究分担者 |
横山 修 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (90242552)
多賀 峰克 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 助教 (00529349)
稲村 聡 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 助教 (50572434)
小林 久人 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (10792541)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 腎癌 / マイクロRNA / オートファジー / microRNA-204 / microRNA |
研究成果の概要 |
われわれは腎癌におけるmicroRNA-204によるオートファジー制御の治療効果を示すことはできなかった。 臨床サンプルの解析に立ち返り、miR-204の発現は癌組織において正常腎組織と比較して低下していることを示した。また、術後再発または転移までの期間は発現量と正の相関を認めた。発現量と病理学的病期に関連は認められなかったが、全生存率は発現低下例で有意に不良であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
miR-204の発現がオートファジー誘導に関与するとした報告に基づいて、発現が低下した腎癌細胞にmiR-204を強制発現することで腎癌の治療効果が得られることを期待して取り組んだが、培養細胞株を用いた研究では予想された結果は得られなかった。 腎癌臨床検体を用いてmiR-204の発現低下が全生存率と相関したことを示したが、この結果は手術患者の予後予測の参考となり、術後の経過観察検査のスケジュール設定や追加治療の選択に役立つ可能性が期待できる。
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