研究課題/領域番号 |
17K11142
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
菊川 忠彦 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (70444734)
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研究分担者 |
雑賀 隆史 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (10314676)
東山 繁樹 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (60202272)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 前立腺がん / ユビキチンリガーゼ / SPOP / 質量分析法 / AlphaScreen法 / 腫瘍学 |
研究成果の概要 |
前立腺がん発症の分子機序ならびに新たな治療標的分子の解明にむけて、CUL3型E3Ubリガーゼ複合体CUL3-SPOPならびにCUL3-PLZFの基質全容の解明を試みた。2万タンパク質アレイ/AlphaScreen解析から、CUL3-SPOPの基質候補分子として前立腺がん細胞において発現の認められる124分子を同定し、101分子の一斉定量解析法としてSPOP基質QconCAT/SRM法を確立した。また、CUL3-PLZFの基質候補分子の探索・同定は、CUL3-SPOPの基質探索の方法に準じて進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、前立腺において、がん発症抑制に関与するCUL3-SPOPシステムとCUL3-PLZF複合体を解明し、これらが標的とする基質分子の全容及びその生体機能を明らかにすることで、前立腺がん細胞ではこれまで全く明らかにされていないCUL3依存的ながん抑制機構、ならびに、その基質でありがん治療標的になりうる分子を解明することが可能となる。新たな前立腺がんの治療戦略の開発が可能となり、臨床応用に向け弾みがつくものと大いに期待でき、その意義は大きい。
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