研究課題/領域番号 |
17K11147
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
武内 在雄 九州大学, 大学病院, 助教 (30586756)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 膀胱癌 / BCG / PD-1経路阻害薬 / 免疫チェックポイント阻害薬 / 免疫チェックポイント阻害剤 / BCG治療 |
研究成果の概要 |
マウス局所膀胱癌モデルに対してBCG(bacillus Calmette-Guerin)、免疫チェックポイント阻害薬の併用療法の抗腫瘍効果の確認を行った。結果、併用療法がBCG単独療法よりも抗腫瘍効果が強いことが判明した。様々な治療効果発現メカニズムの解析を行ったが、結果的には併用療法おいて細胞障害性CD8+T細胞(CTL)に代表されるような獲得免疫細胞が癌細胞を直接(または聞接的)に働きかけている証拠を見出せなかった。このことの理由を突き止めること、また発展させることが今後の研究課題である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
筋層非浸潤性膀胱癌は、初期治療として経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)が行われている。TURBTにより、筋層非浸潤性膀胱癌の治療は著しく改善されてきたが、TURBTだけでは膀胱内再発・進展を完全に防止することはできず、TURBT施行後の再発防止目的で、BCGの膀胱内注入療法(BCG療法)が行われている。今回の知見によりPD-1経路阻害薬をBCG上乗せすることで抗腫瘍効果の相乗効果が見られたことは、現状において選択肢の少ない今後の膀胱癌治療の福音となることが予想される。
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