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前立腺がん微小環境制御による新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K11149
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 泌尿器科学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

橋本 浩平  札幌医科大学, 医学部, 助教 (40404678)

研究分担者 舛森 直哉  札幌医科大学, 医学部, 教授 (20295356)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード前立腺癌 / がん微小環境 / 間質細胞 / 癌関連線維芽細胞 / 肥満細胞 / 細胞外基質 / 去勢抵抗性 / 癌微小環境
研究成果の概要

前立腺がん微小環境を解明するために、癌関連線維芽細胞 (CAF)、細胞外マトリックス (ECM)、および肥満細胞による微小環境が前立腺上皮に及ぼす影響を検討した。CAFからCXCL12が分泌され、肥満細胞を動員した。scaffoldsを用いた 3次元培養では、CAFにより前立腺上皮細胞の形態が紡錘細胞様に変化した。これらは肥満細胞により増強し、トリプターゼによるECMが変化が、前立腺上皮の形態変化を誘導することが明らかとなった。前立腺がん微小環境において、前立腺上皮への影響は肥満細胞によるトリプターゼを介してECMリモデリングを介した間接的な作用も受けていることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

前立腺摘除術検体からCAFとNPFを分離樹立し、pairで使用することによりCAFとNPFの差として得られる結果の意義は大きいと考える。前立腺がん微小環境においてCAFと上皮細胞だけでなく肥満細胞を通じたECMのリモデリングの重要性が明らかとなった。CAFからCXCL12の分泌、肥満細胞の遊走促進、トリプターゼによる細胞外基質の変化が、より一層上皮細胞の形態変化を惹起し、浸潤能の亢進につながる可能性が示唆された。前立腺間質の一連のチェーンを制御することにより去勢抵抗性前立腺がんの革新的な治療法の開発につながることが期待される。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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