研究課題/領域番号 |
17K11150
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
泉 浩司 横浜市立大学, 医学研究科, 客員講師 (00721531)
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研究分担者 |
河原 崇司 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助教 (40555570)
上村 博司 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 准教授 (50244439)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 膀胱癌 / アンドロゲン / アンドロゲンレセプター / 抗アンドロゲン療法 |
研究成果の概要 |
同一患者で抗アンドロゲン療法前後に再発した膀胱腫瘍の手術検体からRNAを抽出し、Transcriptomeを解析、転写因子であるARの標的分子を網羅的に探索した。その中でRRN3、GDPD3、ZNF737、ZNF626といった遺伝子がADT後に発現が低下していることを同定した。これらの遺伝子の発現を免疫染色により同じ手術検体における発現を解析したが、明らかな傾向は認められなかった。AR陽性の膀胱癌細胞株であるUMUC3においてARシグナルによってZNF737のmRNA、タンパクの発現が増加していた。しかし、その他の細胞株では明らかな傾向はみられなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膀胱癌は経尿道的腫瘍切除後、約半数が再発する。再発を繰り返すうちに約10%が筋層浸潤をきたし、予後不良な転帰をとるため、術後の再発を抑制することが非常に重要である。膀胱癌は男性に3-4倍多く発生し、その原因としてアンドロゲンレセプターシグナルの関与が報告されている。前立腺癌における抗アンドロゲン療法が膀胱癌の再発を抑制するという後ろ向き研究結果もあるが、その詳しいメカニズムの詳細は不明である。このメカニズムの解明がなされれば、新たな膀胱癌の治療戦略につながるものと考えられる。
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