研究課題/領域番号 |
17K11153
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
永田 大介 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (20336689)
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研究分担者 |
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
河合 憲康 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (20254279)
安藤 亮介 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30381867)
内木 拓 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (50551272)
飯田 啓太郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 臨床研究医 (30713945)
惠谷 俊紀 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (30600754)
中川 基生 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (60590982)
内木 綾 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (20509236)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 膀胱癌 / 拡散強調画像 / 酸化ストレス / MRI / 医療 / 病理学 / 臨床 / トランスレーショナルリサーチ |
研究成果の概要 |
MRIにおけるADC値は、膀胱癌における予後予測因子となり得るかを検討した。2007年から2012年の間に、名古屋市立大学病院でTURBTを施行した141例を対象とした。男性108例、女性33例、年齢中央値71歳、深達度はTa 38例、T1 62例、T2以上41例、組織学的異型度はlow grade35例、high grade116例であった。深達度が上昇するほどADC値は低値を示した。T1膀胱癌において、ADC低値群では非進展率が有意に低かった。多変量解析による予後因子解析でADC値は進展を予測する独立した予後因子であった。よってADC値は、非進展率を予測するマーカーになると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本検討において、ADC値はT1膀胱癌の進展を予測する因子となり得た。癌におけるADC値は、組織の細胞密度だけでなく、低酸素や炎症などの周囲環境も反映されるため、病理組織学的因子とは異なった予測因子となると考えられた。ADC値は、T1膀胱癌において病理組織学的因子とは異なる、進展を予測する因子である可能性が示唆された。
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