研究課題
基盤研究(C)
排尿日誌、症状質問票をもとに年齢などの背景を一致させた夜間頻尿の男性患者(夜間頻尿群)と夜間頻尿を認めない男性(健常群)の血液を採取し、時計遺伝子(CLOCK、PER2、DBP)について測定し解析を行った。PER2およびDBPにおいて健常群に比べて夜間頻尿群で変異があると考えられた部分を同定した。現在、夜間排尿回数、夜間多尿指数など夜間頻尿に関連するパラメータに関連する変異部分を解析している。一方、CLOCKについては、さらに多数の変異した部分を認め、現在解析を行っている。このように夜間頻尿に関連した遺伝子多型の候補部分を確認することができた。今後は、より多くの症例で検討する予定である。
本研究では、夜間頻尿に関連した遺伝子多型の候補部分を確認することができた。今後、さらに夜間頻尿の病態と時計遺伝子の多型の関連性を明らかにすることで、難治性夜間頻尿における時計遺伝子の異常をターゲットした新規治療法の開発に寄与することができると考えている。今後は、今回のデータで得られた変異がみられる部分を中心に、より多くの症例で検討する予定である。伸展受容体についても現在測定を行っており、時計遺伝子多型との関連性を明らかにしたい。
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すべて 雑誌論文 (12件) (うち国際共著 6件、 査読あり 11件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 5件、 招待講演 1件)
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