研究課題/領域番号 |
17K11186
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
黒川 覚史 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (50468253)
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研究分担者 |
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
水野 健太郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70448710)
守時 良演 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (50595395)
西尾 英紀 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (10621063)
神沢 英幸 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (00551277)
林 祐太郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40238134)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 尿道下裂 / モデル動物 / 遺伝子 / マイクロアレイ / 抗アンドロゲン剤 / パスウェイ解析 / 遺伝子導入 / 再生医学 / 遺伝子解析 / バイオテクノロジー |
研究成果の概要 |
3つの研究を実施した。1) 尿道下裂モデルラットの作製:妊娠ラットに対し非ステロドアンドロゲン剤を、日数を調節して投与することで、胎仔の尿道形成時期を特定した。2) 胎仔陰茎の遺伝子解析:尿道形成期の胎仔陰茎からtotal RNAを抽出し、cDNAマイクロアレイ解析をした。尿道形成に重要な遺伝子として、新規遺伝子(Pip: Prolactin-induced protein)を同定した。3) パスウェイ解析:マイクロアレイの結果についてパスウェイ解析を行った。その結果、FGFなど上流の調節因子によりGタンパクやチロシンキナーゼ型受容体のシグナル伝達経路が亢進していることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先天異常の研究において、ヒトを対象とした研究を行うことには限界があり、モデル動物が必要となる。私たちの開発した尿道下裂モデルラットは「遠位型」・「中間位型」・「近位型」と分けることができ、ヒトの臨床病態と極めて類似している。これらをマイクロアレイで網羅的解析をすることにより候補遺伝子を探索し、さまざまなタイプの尿道下裂における遺伝子発現局在を確認できるため、尿道下裂の病態解明に役立つと考えられる。さらに、遺伝子導入技術を用いれば新規治療法への発展も可能である。
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