研究課題/領域番号 |
17K11199
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山中 和明 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (10648017)
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研究分担者 |
今村 亮一 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (40456976)
阿部 豊文 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (90750894)
角田 洋一 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (40710116)
中澤 成晃 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (80759530)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 補体制御 / 急性細胞性拒絶反応 / 腎移植 / 移植・再生医療 |
研究成果の概要 |
腎移植後の移植腎生着率の向上を目的とし、拒絶反応に対し安全性の高い効果的な治療法を確立するため、補体制御に関する研究を行った。ラット腎移植急性細胞性拒絶反応モデルを作成し、補体因子の一つであるC5aに対する阻害ペプチドを投与し、移植腎生着期間の延長を検討したが、統計学的に有意な差は確認できなかった。より補体活性の強いラット抗体関連型拒絶反応モデルを使用する、または投与方法や投与量の調整など、様々な方法を検討しているが、現在まで有効な治療効果を示す実験結果は明らかにできていない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現状の腎移植後の拒絶反応治療は過剰な免疫抑制による副作用の問題もあり、安全性の高い効果的な治療法を確立するため、補体制御に注目し新規治療薬を探求した。ラット腎移植拒絶反応モデルを作成し、拒絶反応に関係するとされる補体因子の一つであるC5aに対する阻害ペプチドを用いて、移植腎生着率の改善を検討した。生着率を改善する傾向はみられるものの、統計学的な有効性までは明らかにできなかった。炎症を制御する他のモデルでは有効性を示すデータが散見され、他剤との併用治療などで有効な治療効果を得られる可能性は残されており、引き続き治療法の確立を目指し研究を継続していく。
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