研究課題/領域番号 |
17K11209
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
岩崎 研太 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (10508881)
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研究分担者 |
小林 孝彰 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70314010)
三輪 祐子 愛知医科大学, 医学部, 助教 (90572941)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 免疫順応 / 免疫寛容 / アロ応答 / PD-1/PD-L1 / CD4 T-cell / 移植免疫 / CD4 T細胞 / PD-L1 / TCR repertoire / alloresponse / direct recognition |
研究成果の概要 |
本研究では内皮細胞HLA-DRに応答するCD4 T-細胞の挙動について検討した。内皮細胞HLA-DR反応性CD4 T細胞はメモリー型であり、内皮細胞にanti-HLA class Iが結合時には亢進し、anit-A抗体結合時には減弱した。マイクロアレイ解析により、anit-A抗体接着時にCD275 (PD-L1)が同定された。ABO不適合腎移植における組織において、PD-L1は高値であった。内皮細胞HLA-DRに対するCD4 T細胞直接アロ応答は、内皮細胞に結合する抗体の種類で変動することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、Direct recognition pathwayに関わるCD4 T細胞の挙動とその重要性、DSAの影響について研究を行った。今後さらなる検討知見を得るためには、実際の移植臓器でのメカニズム解明が必要となる。特に実際の腎組織に浸潤しているT細胞の機能解析が必要になる、つまり、ABO不適合/適合腎移植において、腎組織でのPD-L1の高発現がどの程度の患者で確認できるのか、またその際に浸潤T細胞のサブセットに偏りが生じているのか。またそれらクローンは移植前に同定可能なのかどうかの研究を進めることで、免疫順応のメカニズム解明から治療法へとつながるはずである。
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