研究課題/領域番号 |
17K11216
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
佐藤 朗 秋田大学, 医学部附属病院, 准教授 (50361225)
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研究分担者 |
熊澤 由紀代 秋田大学, 医学部附属病院, 講師 (70400504)
佐藤 敏治 秋田大学, 医学系研究科, 助教 (70636183)
三浦 広志 秋田大学, 医学部附属病院, 助教 (80375302)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 炎症マーカー / 遺伝子多型 / SNP / CRP / IL-6 / 切迫早産 / 早産 / 絨毛羊膜炎 |
研究成果の概要 |
早産・切迫早産の原因として免疫・炎症反応が関係していることは既知の事実である。今回、CRPとインターロイキン6に関連する遺伝子と早産・切迫早産の関連性について検討を行った。正常妊婦と切迫早産妊婦においてSNP(一塩基多型)の解析を行ったところ、小集団の検討ではあるが、CRPのSNPであるrs1800947の変異型アレルGが切迫早産群において有意に頻度が高いことが判明した。この遺伝子多型を活用して、新しい妊娠管理のプロトコールを作成し、前方視的な臨床研究へと発展させるべく、検討を継続している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
早産は全妊婦の約5%に発症し、未熟性による合併症・後遺症は早産児の予後に大きく影響する。切迫早産、早産の病態に炎症・免疫反応が寄与していることは既知の事実である。今回の研究の目的は、早産・切迫早産に関連する遺伝子変異を明らかにすることである。炎症・免疫反応に関連するSNP(一塩基多型)として、CRPとIL-6のSNPに着目し、切迫早産群と正常妊娠群の比較を行ったところ、CRPのSNPであるrs1800947の変異型が切迫早産群において有意に頻度が高いことが判明した。この遺伝子多型を活用して、新しい妊娠管理を行うことにより、社会全体の早産児の合併症・後遺症を減少・軽減させることを目指している。
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