研究課題/領域番号 |
17K11220
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
米田 徳子 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (80377283)
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研究分担者 |
齋藤 滋 富山大学, 大学本部, 学長 (30175351)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 早産 / 子宮内感染 / 子宮内炎症 / PCR / 迅速高感度病原微生物検出法 / 羊水中病原微生物 / 腸内細菌叢 |
研究成果の概要 |
予後不良の在胎28週未満の早産では子宮内感染の頻度は高率だが、これまで非破水切迫早産の抗菌薬投与は無効とされていた。我々は、偽陽性のない迅速高感度PCR法を用いて、羊水中の感染の有無を検索し、適切な抗菌薬治療により妊娠予後が改善することを報告した。また、Amniotic fluid sludge(AFS)は、切迫早産症例の経腟超音波検査で内子宮口付近に認める高輝度集塊像で、その成分は不明で病原微生物の詳細な研究報告はなかった。我々は、迅速高感度PCR法を用いて羊水中病原微生物を検出し、AFSは子宮内感染ではなく子宮内炎症を示し、早期早産と関連していることを初めて報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
予後不良とされる妊娠28週未満の早産の原因となる、子宮内(羊水中)病原微生物を迅速高感度PCR法を用いて検出し、適切な抗菌薬治療をおこなうことで、早産児の予後の改善につながるため、社会的意義がある。
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