研究課題/領域番号 |
17K11231
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
堀江 昭史 京都大学, 医学研究科, 講師 (30535836)
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研究分担者 |
佐藤 幸保 京都大学, 医学研究科, 非常勤講師 (00508236)
大黒 多希子 金沢大学, 学際科学実験センター, 教授 (30767249)
谷 洋彦 京都大学, 医学研究科, 助教 (70615252)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | versican / 胚着床 / コンディショナルノックアウトマウス / 血管リモデリング |
研究成果の概要 |
これまで行ってきた胚着床モデルはin vitroにおける検証であるため実際のin vivoで同様の機能を確認できるかが重要であると考え我々はマウスにおけるin vivo環境下での胚着床に関わる効果を検討した。versicanのcKOマウスを作成し胚着床、分娩胎仔数、胎仔重量などを確認した。その結果胚着床、分娩胎仔数には影響を認めないことがわかった。一方で出生仔重量については有意に小さい結果であった。これらの結果の理由としてヒトとマウスにおいて胚着床メカニズムおよび子宮におけるversicanの発現パターンが異なることがわかった。今後初期胎盤形成における機能解析を中心に検討する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Versicanは全身の臓器に存在し、細胞の接着や浸潤などに関わり細胞外マトリックスを構成する重要な分子であることがわかっているが、着床・妊娠に関する研究は殆どない。今回の結果からマウス胚着床において影響を認めないものの新生仔重量が有意に小さいことがわかり、妊娠高血圧などと同様の状態を形成している可能性が高い。今後研究を更にすすめるうえで、妊娠合併症の病態解明においても非常に意義がある結果であった。
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