研究課題/領域番号 |
17K11239
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
竹谷 俊明 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (70464328)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 脱落膜化 / 子宮内膜間質細胞 / 転写因子 / マスター遺伝子 / エピゲノム / 生殖医学 |
研究成果の概要 |
子宮内膜間質細胞の脱落膜化は、着床の成立や妊娠初期の妊娠維持には不可欠である。この過程で多くの遺伝子発現変化やエピゲノム修飾変化が起こることを我々は報告している。本研究では、これらのダイナミックな遺伝子発現変化を統括する転写因子であるマスター遺伝子を同定することを目的とした。ゲノムワイド解析によるビッグデータを基盤として、マスター遺伝子候補を絞り込んだところC/EBPbが抽出された。C/EBPbのノックダウンにより、脱落膜化で変化する多くの遺伝子発現変化やエピゲノム変化が抑制された。以上より、転写因子C/EBPbは脱落膜化を制御するマスター遺伝子の一つであると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
転写因子C/EBPbの脱落膜化におけるマスター遺伝子としての重要性をゲノムワイドな視点から追及することができた。さらに、C/EBPbは脱落膜化における遺伝子発現のみならず、ヒストン修飾変化の多くも司っていることが分かった。脱落膜化におけるゲノムワイドエピゲノム変化については、我々が世界に先駆けて証明した事象であり、この制御機構を証明するに至ったことは非常に価値があると考えている。
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