研究課題/領域番号 |
17K11246
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
松田 賢一 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40315932)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 妊娠 / 産褥 / 扁桃体 / 梨状皮質 / 女性ホルモン / 情動 / 梨状皮 / うつ |
研究成果の概要 |
妊・産婦に情動変化が生じやすいことは広く一般に知られている事実である。時として健常範囲を超え、うつなどの精神病態と言える変調を来す。その原因として、劇的な変動を示す女性ホルモンに応答し、脳の神経細胞が機能的に変化をおこすことが考えられる。本研究計画では、実験動物(ラット)を用いた解析により、妊娠期に神経形態が変動する領域として、扁桃体、分界条床核と梨状皮質を同定した。これらの領域で女性ホルモン受容体の発現を抑制したところ、不安行動の低下が見られた。本研究により、妊娠・出産に伴う情動変動とホルモン受容体分子の相関が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
妊娠・産褥期に見られる情動の変化は、女性のキャリアに対して負の影響を与える可能性を生じさせる。精神病態に至れば、社会からのドロップアウトを余儀なくされることにもなり得る。本研究で、妊娠・産褥期に変化が生じる脳領域、情動変化に影響を与えるホルモン受容体が明らかになった。この成果は、ヒトでの精神病態移行の予防の標的を示唆しており、また、今後、精神病態の治療法の開発のためにもの有用な基礎的情報となった。
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