研究課題/領域番号 |
17K11247
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
大口 昭英 自治医科大学, 医学部, 教授 (10306136)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | preeclampsia / HSD17B1 / placental growth factor / prediction / galectin 1 / preterm preeclampsia / blood pressure / multivariable analysis / 妊娠高血圧腎症 / 妊娠初期 / 発症予知 / バイオマーカー / 胎盤蛋白質 / 臨床 |
研究成果の概要 |
hydroxysteroid (17-β) dehydrogenase 1 (HSD17B1)は測定が安定しなかった。placental protein 13 (PP-13)は、妊娠高血圧腎症 (preeclampsia, PE)発症と関連がなかった。妊娠初期妊婦800例で検討した。単胎妊娠でgalectin 1 (Gal-1)高値はPE発症を予知した。placental growth factor (PlGF)、血圧、及び既往PE/妊娠高血圧 (gestational hypertension, GH)は、多重ロジスティックモデルで、疑陽性率10%、感度60%で早産期発症PEを予知した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、早産期発症PEは10例以上発症したため、単変量(PlGF、血圧レベル)、多変量(PlGF、血圧レベル、PE/GH既往の組み合わせ)で予知可能かを検討した。現在、妊娠16週以前からの低用量アスピリン投与のターゲットが早産期発症PEであり、今後は、妊娠初期での早産期発症PE発症予知・予防研究が主体となってくると予想される。その意味で、わずか3つの組み合わせではあるが、血圧レベル、血清PlGF、および既往PE/GHの組み合わせによって、疑陽性率10%で十分に臨床的に意味のある感度(60%)が得られたことから、妊娠初期のPlGF測定はPE予知において重要な位置づけになっていくと予想される。
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