研究課題/領域番号 |
17K11253
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
那須 美智子 昭和大学, 医学部, 助教 (00750457)
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研究分担者 |
関沢 明彦 昭和大学, 医学部, 教授 (10245839)
川嶋 章弘 昭和大学, 医学部, 助教 (10783376)
青木 弘子 昭和大学, 医学部, 助教 (60465127)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | RhD / 血液型不適合姙娠 / 出生前診断 / RHD / 血液型不適合妊娠 / 遺伝子 / ゲノム / 血液型 |
研究実績の概要 |
本邦のRhD血液型不適合姙娠のハプロタイプ決定のため、当初日本人のRhD陰性のRhD遺伝子欠失の割合とRHD遺伝子変異の関連を明らかにすることを目的とした。RhD陰性のサンプルに対してExon8.10の有無を確認し、 Exon8のみ(RHCEと同一の配列のためinternal controlになる)バンドを検出したものと、Exon8.10を検出したものに区別した。前者はRHD*01N.01を持つと仮定し、後者はさらにExon7.9及びc.1227G>Aを調べ、RHD*01EL.01とRHD*01N.04(その他のhybrid alleleの可能性も極わずかある)の区別を行った。この検討より、 90%のRhD陰性を遺伝子型で確認可能であることが示された。ついで、Hybrid RH boxはRHD*01N.01の存在証明になるため、全てのサンプルに対して Hybrid RH boxの確認を行い、c.1227G>Aを持つと判定したサンプルに関してはDirect sequenceを行いpoint mutationの存在を確認した。c1227G>Aはアジ ア人種に最も頻度が高いとされるalleleであり、Exon9のスプライシングアウトを生じさせるsilent mutationである29)。c1227G>A変異のpositionはRHD遺伝子上にあり、RHCE遺伝子との相同性の高さから、両方の領域を同時に増幅させるPrimer setを作成しinternal controlとして用いた。増幅された領域に含まれる3つの多型からRHD遺伝子とRECH遺伝子を区別することが可能であった。点変異を持つ母体の出生前診断の報告は少ないが、欠損型を含めて99%の妊婦におい て母体血によるcellーfree DNAを用いて次世代シーケンサーでも診断が可能であることが示された。
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