研究課題/領域番号 |
17K11264
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
新倉 仁 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (80261634)
|
研究分担者 |
森 菜緒子 東北大学, 大学病院, 助教 (90535064)
岡本 聡 東北大学, 大学病院, 臨床検査技師 (40420020)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 子宮体癌 / センチネルリンパ節 / マイクロバブル造影 / 超音波 / パワードップラー / 微小転移 |
研究成果の概要 |
婦人科癌においてマイクロバブル造影超音波画像定量解析によるセンチネルリンパ節転移診断の確立のため、基礎的検討にて骨盤内操作における至適条件を検討し、当院で手術を予定した子宮体癌28例、子宮頸癌11例に対し有用性を検証した。定量解析によりPeak intensity (PI)max, PI min, PI ratio, PI differenceを算出し、従来法、造影法、造影定量解析の結果と病理結果を各々対比した。リンパ節転移陽性症例でPI ratio およびPI differenceが有意に高く、骨盤内リンパ節でも造影超音波がセンチネルリンパ節転移診断に有用な可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子宮体癌をはじめとする婦人科がんにおいてマイクロバブル造影超音波画像定量解析によるセンチネルリンパ節転移診断が可能になることで、広範囲のリンパ節郭清によるリンパ浮腫の発現をはじめとする患者のQOLの低下は勿論のことこれまで少数のセンチネルリンパ節を生検することにより発生していた副障害に至るまで予防することが可能になる。さらには手術中の迅速病理診断にかかわる病理医をはじめとするスタッフの負担軽減がはかられ、医療にかかわる人的資源の有効活用も可能になる。
|