研究課題/領域番号 |
17K11280
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
浅野間 和夫 九州大学, 医学研究院, 准教授 (30380413)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | マイクロRNA / 上皮間葉移行 / 子宮体癌 / 転写調節 / 一塩基多型 |
研究成果の概要 |
BHLHE40とBHLHE41 (BHLHE40/41)は上皮間葉移行に関わる転写因子であるが、その発現制御機構は不明な点が多い。子宮体癌の組織検体を解析したところBHLHE40/41の発現量がマイクロRNA130(MIR130)ファミリーの発現量と逆相関していた。BHLHE40/41が3’非翻訳領域を介してMIR301Bにより直接発現抑制されることを示した。MIR130ファミリーがBHLHE40/41の発現抑制を介して上皮間葉移行を促進することが分かった。MIR301B-MIR130Bクラスターのプロモーター領域を解析し、その転写調節にSP1とBHLHE40/41が関わることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は子宮体癌の進展機序である上皮間葉移行においてBHLHE40/41とMIR130ファミリーとの互いの発現制御機構が関わることを世界で初めて見出した。BHLHE40/41とMIR130ファミリーは子宮体癌症例の進展を予測する分子マーカーとして有用であること、また、MIR130 family-BHLHE40/41経路を標的とした分子治療戦略は子宮体癌の進展を抑制する方策として有望であると考える。
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