研究課題/領域番号 |
17K11300
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
藤井 多久磨 藤田医科大学, 医学部, 教授 (10218969)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 子宮頸がん / マイクロRNA / 子宮頸部異形成 / 検診 / 分子標的治療 / 分子診断 / 細胞増殖 / マイクロアレイ / microRNA / 診断 / 遺伝子 / 医療 / 転写制御 / がん |
研究成果の概要 |
子宮頸がんの早期発見と新たな治療開発のための研究である。頸管粘液中のmiRNA を探索したところ、4つのmiRNAが前がん病変から検出され、病期の進行に伴い、その発現のレベルが上昇していた。この方法は補助診断として有効な手法と考えれられる。4つの中の1つであるmiR-126-3pはがんの増殖に関わるタンパクの発現を抑制し、細胞死を抑制することが培養細胞の実験で明らかとなった。miR-126-3pを細胞内で強制的に発現させることで癌細胞の増殖を抑制することが可能であり、新たな治療法確立の可能性が見えてきた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子宮頸がんスクリーニング法は細胞診で行われているが、欧米諸国の臨床試験の結果では感度7割と高くない。頸管粘液中のmiRNAには頸部前がん病変から過剰発現しているものがあり、それを計測することで早期補助診断が可能であることが分かった。このmiRNAは細胞内に強制的に発現すると癌細胞の増殖を抑制することがわかり、新たな子宮頸がんに対する分子標的治療開発の可能性も示唆された。
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