研究課題/領域番号 |
17K11301
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
吉川 和宏 愛知医科大学, 研究創出支援センター, 特務研究教授 (60109759)
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研究分担者 |
藪下 廣光 愛知医科大学, 医学部, 教授 (00140046)
鈴木 進 愛知医科大学, 加齢医科学研究所, 准教授 (70518422)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | HPV / 抗体 / 免疫治療 / 膜貫通 / cell-penetrating peptide / HPV16-E7 / HPV18-E7 / antibody / scFv / 子宮がん / ペプチド / 子宮頸がん / 組換え型抗体 / HPV-E7 / 細胞膜透過性ペプチド / 子宮頚がん / 組み換え型抗体 / ファージ抗体 |
研究成果の概要 |
本研究は、子宮頸がんの発生原因として考えられているHPVのE7遺伝子産物に対する抗体を作製し、子宮がん治療に応用する事を目的として実施した。HPV16、18の感染が認められた子宮がん患者より採取されたリンパ節細胞のRNAより、抗体産生ファージライブラリー作成のための遺伝子構築を終えた。また、大腸菌で抗原を作成し、マウスモノクローナル抗体の作成も試みた。しかし、ウイルス感染細胞を特異的に染色できる抗体は得られなかった。また、評価系構築のため、市販の抗体のスクリーニングを行ったが、ウイルス抗原を特異的に染色できる抗体が得られず、評価系の構築ができなかった。そのため、目的の抗体が得られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、子宮頸がんの発生原因として考えられているHPVのE7遺伝子産物に対する抗体を作製し、子宮がん治療に応用する事を目的として実施した。HPV16、18の感染が認められた子宮がん患者より採取されたリンパ節細胞から抗体産生ファージライブラリー作成のための遺伝子構築ができたことから、子宮がんだけでなく、その他のがんにおいても同様の抗体作成のためのライブラリー作成の可能性が示された。このことは、それらのライブラリーのスクリーニングより、がん治療用の抗体を得る可能性が示されたということも意義として大きく、今後も研究を続けていく意味のある事と思われた。
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