研究課題/領域番号 |
17K11306
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
井上 佳代 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (80594754)
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研究分担者 |
鍔本 浩志 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (80340975)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ドラッグリポジショニング / リポジショニングドラッグ / リポジショニング / repositioning / repurposing / 抗がん治療薬 / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
イトラコナゾールの子宮頸癌由来細胞に対する抗がん作用について、マイクロアレイによる遺伝子発現解析及びWestern blotを行いAkt、Hedgehog、Wntβ-cateninの複数のシグナル伝達系の抑制を介していることを明らかにした。この上流を探索するため、網羅的リン酸化蛋白質量分析、網羅的生理活性脂質メディエーター分析を行い、これまで抗がん作用が報告されていない炎症収束性の新規脂質メディエーターを同定した。以上から、ドラッグリポジショニングを用いて創薬につながる新規治療ターゲットを同定した
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新規がん治療薬の開発費が高騰し、抗がん治療薬による本邦の国民皆保険制度の破綻が危惧されていることから、ドラッグ・リポジショニングによるがん治療薬開発が期待されている。イトラコナゾールは安価で副作用が少ない抗真菌薬として広く使用されているが、抗腫瘍効果があることが報告されている。我々もこれまで複数のがん腫の患者についてイトラコナゾールの臨床的有効性を報告してきた。本研究では、トランスクリプトーム、プロテオーム、メタボロームについてそれぞれ網羅的に解析を行い、新規作用機序及びがん治療ターゲットを同定した。
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